オーケストラなどの団体の中で演奏をする際、この小難しい楽器を曲に合わせてコントロールする為にトランペット吹きは沢山の事を考えるのではないでしょうか。
アンブシャを安定させられるか、ブレスはどのタイミングでどれくらい掛けて取るのか、舌の位置はどこに設定するか、音程のイメージはどう作るのか、スタミナはもつのか。
など。
この楽器ならではの決め事を曲の中の様々な箇所で設定し定着させていく。
私はこの作業に時間がかかります。
過去に演奏してきた曲から応用させることが出来れば良いのですが、それぞれの楽曲にはそれぞれの特徴があるので毎回0からスタートです。
ある程度、楽譜の通りに楽器をコントロールしながら吹ける出来る状態になれば次の段階に行きます。
どの楽器、誰に、どう合わせるか。どんな表現を加えるのか。
作曲家や指揮者の意図、他の楽器の動きを汲み取っていきます。
『フォルテ』とあれば、どんな表現のフォルテにするのか。他の楽器が奏でる旋律に対比させるのか、合わせるのか。
それにより上品なフォルテで演奏したり、若しくは厚みのあるフォルテに変えたり。
曲の背景を探るとより、その答えがみえてきます。
私はその作業が最後です。人それぞれだとは思いますが。
この作業を苦しいと思うのか、楽しいと思うのか。
今の所両方あるから音楽を続けられるのです。
