インチ規格の工具は慣れないという声を多く聞く。生活に馴染みのない尺度であるから数字を見ても、実物を見ても大きさのイメージが連動しない。おまけに分数で識別されているから尚更である。
カスタムハーレーで使われるインチ規格
カスタムハーレーを扱う実際の現場で、使用頻度の高いサイズを見てみる。
・ボルトやナットは、1/4、5/16、3/8、あたりを多く使う。
・コンビネーションレンチは、7/16、1/2、9/16、あたりをよく使う。
・六角棒レンチは、3/16、1/4、3/8、あたりをよく使う。
慣れればボルトを見て、これは3/8だから9/16のコンビネーションレンチが必要、と判断がつくようになる。しかし出番が少ないサイズは手間取る。
インチかmmかの判断に役立つウェブアプリ
特に25mmを超えるサイズは実測値がピッタリ工具に合うことが減る。それが設計上の遊びなのか特殊なサイズなのか判断しにくい。念の為メートル規格も視野に入れると、ノギスの他にピッチゲージまで取り出し測定することになる。
「測ってみると34.5mmだから、25.4mmを引いて9.1mmになり、近似値は1-3/8インチか。ネジピッチは12だから、このナットを締める工具は1-3/8UNFで間違いない。」というように。
もっと早く確実に判断できるものはないかということで、過去にAIに尋ねながらウェブアプリを作った。インチとメートルを行ったり来たりできる簡単な機能だが、分数表記の近似値が即答できる点で他のサイトより有用と思われる。ぜひ使ってください。

バラバラな分数表記を、普段は16で通分してイメージしている
分数の大小を頭の中でどう比較しているかを言葉にしてみると、私の場合、分母を16に通分していることがわかった。1/4インチなら4番、3/8インチなら6番、15/16インチなら15番、という具合に。つまり6番、6番、と頭の中で唱えながら工具箱まで行き、3/8インチのレンチを手に取るのだ。
稀に9/64(3.572mm)や7/32(5.556mm)というマニアックなサイズに出くわす。16が通用しないパターンだ。この場合工具セットの中から順番に当ててみることになる。
9/6は、48/64(=1/8)と10/64(=5/32)の間だ。
7/32は、6/32(=3/16)と8/32(=1/4)の間だ。
六角棒レンチを買う場合はこの辺りのサイズ入った13本セットをお勧めする。
