おはようございます!
群馬県太田市のバイク屋「デノアメーバスタジオ」の店主デノです
カスタムビンテージハーレーに接する日々で感じること、学び、メンテに役立つ情報、
をお届けするブログです。
本日はビンテージハーレーのギモン
「メインドライブギアオイルシールの正しい品番」について考えてみます
トランスミッションの一部「メインドライブギアオイルシール」が欲しい
先日の投稿では正しいパーツの判断がつかず、2種類取り寄せて計測することになっていました。
OEM品番|メインドライブギアオイルシール
カタログのOEM品番から読み解くと次のようになります
シールOEM品番 | 適応年式 |
---|---|
12013 | ’65-’66 と 後期’81-’90年 |
12022 | ’65-前期’81年 |
この時点でどちらも使える年式がある(’65-’66年)
ということは、シールが接する相手次第で選びなさい、ということでしょうか。
OEM品番|メインシャフト
内側に接する相手を調査してみます
接するのはメインシャフトです
シャフトOEM品番 | 適応年式 |
---|---|
35039-65 | ’65-’69 |
55039-70B | ’70-’84 |
メインシャフトとの関連性は感じません
OEM品番|ドライブギア
外側に接する相手を調査してみます
ドライブギアが接します
ギアOEM品番 | 適応年式 |
---|---|
35065-65B | ’37-’77 |
35067-77 | ’77-’84 |
こちらも特に関連性を感じません
他に違いがあるとすれば「厚み」「材質」です
厚みを考えると、内外いずれも接するものがありません、わざわざ型を変更する必要はないように感じます。
材質の違いは一理ありそうです、その場合は新しい品番を使う方がベターでしょうか。
実物を入手できたので実測
OEM12013
外径31.9mm
内径25.4mmに対して常識的な抵抗感
厚み5.1mm



OEM12022
外径31.9mm
内径25.4mmに対して常識的な抵抗感
厚み5.0mm



外観比較



結論
メインドライブギアオイルシールは’65-’84年まで共通して使える
なぜなら、寸法がほぼ同じ、外観も見分けがつかない、接するパーツの年式との相関がない。
ギモンは解決しませんでしたが、シールの寸法が同じなら機能に差はありませんね。
モヤモヤしながら使うパーツが増えましたとさ