おはようございます!
群馬県太田市のバイク屋「デノアメーバスタジオ」の店主デノです
カスタムビンテージハーレーに接する日々で感じること、学び、メンテに役立つ情報、
をお届けするブログです。
レトロなルックスでカスタム感に一役買っている吸気パーツ
「SUキャブレター」
セッティングがシンプルな点や、始動性が容易なことも人気の理由ですね。
今回はネオファクトリーさんのホームページに掲載されている一覧表をもとに、ニードルの特性をグラフにしてみました。
(SUジェットニードル サイズ一覧より)
まずは主要13種をみてみましょう
・基準になるゼロラインはBBTとしました(ハーレー用に搭載されている標準ニードルがBBTのため)
・ゼロから上に行けば濃くなる、下に行けば薄くなる、相対グラフです。
・右に行くにつれエンジンの吸うチカラが強くなります、エンジン回転数をイメージしてください。
色を追っていただくとそのニードルの全体的な特性がわかります
緑の帯BBTを標準の特性と考えると、カラシ色BBD、赤BCY、青BDB、が薄い傾向のあるニードル、その他が濃い傾向のあるニードルです。
濃い上位5種類をみてみます
これらは見た目でわかるくらい細いニードルです
その分だけガソリン吐出量が多くなります、しっかりガソリンを燃焼し切れる特殊なエンジンでないと扱いきれません。
中間4種をみてみます
BBZ、BCJ、は全域で適度に濃くしたい時に利用できます
BBX、BCP、は中回転に影響を与えず高回転で濃くしたい時に利用できます
薄い3種をみてみます
アクセル開け始めあたりに少し差がありますね、その部分と全体的な薄さとのバランスで選ぶことが多いです。
SUキャブレターはこの回転域だけセッティングしたい、という部分的な加減ができない仕組みです。
ニードルの相対的なシェイプから想像し、好みの乗り味を見つけてみてください。