バイクを搬送する際に使う荷締めベルトがある。ラッシング、ガチャ、タイダウン、などと呼ばれる。正式名称はあるのだろうが、業界によって呼び方が違うようでもある。バイク1台に対して複数本使うことになるので、搬送台数が多い場合は管理が結構わずらわしい。
何がわずらわしいかというと、固縛するときに絡む、ねじれる、結び目ができる。仕舞うときにも同じことが起こる、巻いているそばから緩む、端を留めたはずが解ける。ベルトの本数分だけ格闘することになる。いっそのこと開き直って巻かない保管もアリだ。次に使うまで出しっぱなしにできる環境である場合に限るが。
巻かない方法
長いこと課題だったのでいくつかの管理方法を試した。巻かない保管もそのひとつだ。
片付けるという概念をなくすことは、その時点で手間が半減するメリットがある。しかし別の場所へ運ぶときに厄介だ、手から溢れる。だらんと垂れた部分が引っかかる、自分で踏んでつまずく。複数ペアをまとめて運べば絡む。使いたいときに結局わずらわしい。
引っ掛け保管
引っ掛け保管も試した。これは搬送車の壁面にあるバーやフックを利用する方法だ。ベルトが長すぎる場合はやや不便であるが、フックやバンドでうまくまとめれば解決できる。いつも決まった搬送車を利用できるなら定位置、定常保管ができるので悪くない。
一般的な方法
シンプルに端から巻く方法もある。なんの迷いもない普通の方法だが、最後の巻き終える部分が問題になる。簡単に解けてしまうのだ。解けやすいので次に使うまでの保管に気を遣う。まとめて保管するとフックが他のベルトに引っかかり、絡んだり、解けたりする。
辿りついた軍手を使う技
ようやく落ち着いた方法は個別に軍手に入れるという技である。この技は使う直前まで軍手の中で整っているのでサッと展開できる。無駄に絡むこともない、ねじれることもない、結び目ができることもほぼない。軍手は簡単に入手できるし、ベルトを出した後に車両の養生にしたり、作業者が使うこともできる。
保管時も便利である。軍手に包まれていれば絶対に絡まない、ラチェットとベルトのペアいずれかが行方不明になることもない。何本持ち出したかが容易にわかる。些細なことだがいくつもの小さなストレスから解放してくれた。
軍手保管のコツ
軍手保管のコツは3点ある。
・購入時のベルトは長すぎる場合があるので、使用する長さが決まったら不要な分をカットしておくこと。
・搬送後面倒がらずに1組ずつ軍手に入れること、これはベルトの痛みやラチェットの歪みにも気付けるのでメリットと言える。
・長いベルトは1mくらいで三つ折り、四つ折りにしてから巻き始めること。これをすると、解く時のねじれが圧倒的に減る。
使い古しの軍手で構わない。コストをかけずに試すことができる。この技でストレスから解放される人が増えることを祈っている。
