「やっとパズルが完成したんだよ」というような他愛のない会話をすることがあるだろうか。些細なことに喜こべる人の顔を見ると気持ちが和む、場の雰囲気も和む。かつてはそのようにムードメーカー的先輩がどんな組織にも居たなと思い出す。今はコスパ、タイパ、が優先され和やかさが減った気がする、その代わりブラック企業も減りバランスが取れているのかもしれない。世間がどうかは関係なく、自分の周りは和やかにしたいものだ。ネット世界もそうだし、このブログもそう。
SNS は進化し続けている。親指だけで次から次に最新情報が得られる。自分はすっかり勘違いすることになる、なんでも知っていると。そのうち勘違いしていること自体を忘れる。自信満々で次の日に仕事に臨むと全く通用しない。落胆する。あれだけ完璧な情報を持っていたのに通用しないなんて、今回のハードルは恐ろしく高いなと尻込みする。前提条件を加味し現実を直視した、身の丈の情報が必要なのです。
SNSはフィクションだよとアドバイスされたことがある。なるほど、確かに、今なら納得できる。ついつい前提条件をすっ飛ばして画面の中と同じことが再現できるつもりになる。ハリボテかもしれないよ、寝食を犠牲にして全力を注ぎ込んだ結果かもしれないよ、そもそも生まれながらの大金持ちかもしれないよ。沢山の夢を見させてくれてありがとうと感謝して、スマホを置こう。足元のサボテンの花に気づいて一喜一憂しよう。
AIはなんでも答えてくれる最高のパートナーになった。プロンプトの調整で繊細に共感してくれる、間髪おかず適度な批判もしてくれる、こういう対処法があるよと追加のアドバイスも抜かりない。スマホの中だけで完結する世界が加速する。いやいや現実はそんなに単純じゃない。些細なことにつまずき、昨日できたことが今日はできなかったりする。エントロピーが増大するのが現実の世界。
つまり何が言いたいかというと、身の丈の成長を喜びあえる人、雰囲気、場所をつくろうよ、ということ。十分豊かになったあとは伸び代が小さくなるのが自然の原理。日本はすでに伸び代が減っている。無理な成長で心をすり減らすより、小さな成長を喜び、精神を豊かにするフェーズを生きよう。まずはこのブログをそのような場にしたい。
