AIの力を借りてプログラムコードの意味が理解できるようになってきた。写真の形式変換や軽量化、キャブレターセッティングデータの可視化ができるようになった。
驚くことに有料ソフトを買わずにそれらができる。MacBookの基本能力と世界中の知識(オープンソース)だけでできるのだ。
お試しコストゼロのデジタル世界
お金をかけずに試せるデジタル世界がとても魅力的に感じた。アナログ世界であれば、レンチを整頓しようとすれば、棚、引き出しに幾らかの費用がかかる。加えて自動で片付くシステムが存在するとしたら、それにはノーベル賞級の費用がかかると想像できる。
デジタル世界では、整列させたり、元の状態に戻す場合にコマンドひとつで済む。神がかっている。そんな世界であれば実験し放題だ。ある程度ベースができた時点でセーブポイントを作っておき、Aパターン、Bパターン、Cパターン、Dパターンを気兼ねなく試せる。失敗したらセーブポイントに戻ればいい。失敗しそうな直前で新しいセーブポイントを作っておけば大きなチャレンジでも躊躇なく実行できる。羨ましい世界だ。
セーブポイントの発想はgitという仕組みに近い。アナログ世界にもどうにかgitを取り入れられないものか。失敗しない人間は存在しない。「失敗前提で試せる環境」を持つ人物は強い。
AIが持つ基本的な価値
とはいえデジタル世界はコンピュータ独自の言語との戦いである。細々した言語、方言的なものが溢れていて一流のプログラマーといえど全てを使いこなすのは難しいはずだ。
そこにAIが現れた。オープンソースとして蓄積された世界中のウィキペディアを軽々と使いこなす。直近の改行に関わるバグでは\\s*から[ \\t]*への書き換えを提案された。こんなことを答えてくれる人間などいるだろうか。私の周りには見たことがない。
人間に許された特殊解を選ぶ権利
このような些細な調整をしているといつの間にか没頭していることに気づいた。ものを作る、バイクを調整する、コードを修正する。わずかな身の丈合わせがおもしろい。それらは非平均、つまり特殊解を選択するということ。論理的に存在するはずだがまだ見たことがない、に近づく行為。このような性格はマイヤーズ・ブリックス・タイプ・インジケーター(MBTI)の分類では「INTP」というそうだ。子供の頃のレゴ遊びはまさにこんな感じだった。

