ハンドルパイプを採寸した。せっかくの機会なので、記録のためCADに起こしてみる。
今回の題材になるのは、ネオファクトリー製のナロースカイハイバー。
幅も、高さも大きいハンドルであり、バイクの見た目のバランスや乗り味にかなり影響する。
ハンドル交換の際はブレーキホース、スロットルケーブル、クラッチケーブルの交換、電線の延長も視野に入れた大掛かりな作業になる。
ホームページによると全幅約840mm、取り付け幅約140mm、高さ約390mm、プルバック約185mm、エンドライズ約365mm、という寸法である。
パイプは、曲げる時点で歪みが発生するので、完成品を正確に測定するのが難しい。
今回は採寸した数値を元に「おそらくこの数値で作ったであろう」という予測の数値で進める。
使用するソフトは、FreeCAD。
形にしていく段取りはいろいろなパターンが考えられるが、中心から右半分だけ作り、最後に対称コピーして全体を再現する作戦にする。
アプリを立ち上げたら、正面XY面で作成を始める。
まず、下の曲げの中心点を探る。実物は立体なので採寸できるところから求める。
・外ラインの延長線とX線の交点、そこから原点までが131.5mm
・1インチパイプR75の外側がR87.7、曲げ角75度
補助線を引いて割り出す。
中心点は(x, y = 64.2mm, 87.7mm)が良さそうである。

曲げパイプ部分の中心点がわかったので最初の曲げと直線のパスを書いてみる。
パスはパイプ断面の中心なので、外寸から12.7mm内側に入ったところになる。
下の直線部分の長さが64.2mm。R75で75度分曲げる。更に直線部分が260mm。
ここまでで2次元で描ける範囲のパスができた。

この後は45度の絞りがあるのでこのXY面に書ききれない。
続きは次回

ハンドルパイプをCADに起こしてみる2
ハンドルパイプのCADモデリング後半戦。基準面変更に伴うデータム平面の作成から、スケッチ・押出時の不具合、ミラーリング失敗の解決法まで実証に基づき解説します。寸法調整を経て、カスタムハンドルバー製作に活用できる有用な3Dデータを完成させました。
